盤)」を数年前に中古レコード店で購入し、聴いてから抱き続けている印象は、確かに秋山一将という人はジャズ・ギタリストとして有名になったが、決して「JAZZ」という限られたカテゴリーに閉じ込めてしまうことの出来ない「ポップ・クリエイター」だということである。
本作「Dr. Rain」はそんな彼の表と裏、光と影、ポピュラリティーとアヴァンギャルド、2008年現在の秋山一将がぎっしり詰まった作品に他ならない。