大志と失意 そして再生 70年代フォークの軌跡がここにある

エレックレコードの時代Ⅱ エレックレコードの精霊たち編


 タイトル:エレックレコードの時代Ⅱ
       エレックレコードの精霊たち編

 著者:萩原克己+エレックレコード編著

 商品形態:本+CD
 価格:¥2,940(税込)
目次・付録
プロローグ
一九七七年、冬
第一章
エレックレコードとの出会い
第二章
誇り高きミュージシャンたち
第三章
ある日のエレックレコード
第四章
エレックレコード崩壊
第五章
ニューエレックレコード誕生
第六章
山崎ハコ伝説
第七章
混沌の日々
第八章
刑務所ライブ
第九章
エレックレコードの終焉
第十章
再会、そして復活
終章
ささやかな情熱

あとがき 萩原克己
【付録1】 唄の市 珠玉名作選CD
(収録曲:春のからっ風/泉谷しげる、ちどり足/古井戸、夕暮れ/佐藤公彦、母に捧げるバラード/海援隊)
【付録2】 復刻CDジャケット SELECTION BOOK
商品説明
69年に会員制の自主製作レコード配布組織として誕生し、高田渡、五つの赤い風船、岡林信康、遠藤賢治、はっぴいえんど、友部正人、三上寛、なぎらけんいち、斎藤哲夫等を輩出した「アングラ・レコード・クラブ」、通称「URC」、1972年からキングレコード傘下レーベルとして存在し、六文銭、あがた森魚、はちみつぱい等を世に送り出した「ベルウッドレコード」とともに、日本のフォーク・ロックの黎明期に所謂インディーズレーベルの走りとして存在し、メジャーのレコード会社からは相手にもされない、しかし音楽をこよなく愛し、才能を燻らせた若者たちが集い、1970年代の日本を揺さぶる作品を世に送り出した「エレックレコード」。
当時のエレックレコードのスタッフであり、現・新生エレックレコード代表の萩原克己氏による真実のエレック・ストーリー。



ここに記されているのは、よくあるレコード会社のオヤジがかつての自身の武勇伝を誇張して語り、挙句の果てには「昔はよかった」などというオチのついた懐古主義のよもやま話などでは決してない!
過去の名作の再発は繰り返され、需要はあれど市場がない。
そんな中、次第に風化し埋もれていく多くの作品とそれにまつわるストーリー。
1970年代の日本に確かに存在し、日本のポピュラーミュージックの歴史にその名を刻んだ「エレックレコード」の真実の一端がここにある。
大滝詠一のナイアガラも、達郎のシュガーベイブも拓郎も泉谷も全てはここから始まった。