さて今回ここにご紹介する私の2000年1月26日にリリースしたアルバム「DINAH」は、これまでリリースしたリーダー・アルバムや参加作品の中でも異色の作品と言っていいでしょう。
何故なら、私をご存知の方は山本 剛をジャズ・ピアニストとして認識していただいている方が殆どかと思われますが、このアルバム「DINAH」で私は全曲歌を歌っているからです。
このアルバムの録音には思い出が沢山あります。遡ること約18年前、東京は上野にあるライヴハウスG・H NINEのオーナー高山氏から「歌入りのアルバムを作らない?」と言われ、とんでもないと思って悩むこと3年、歌にチャレンジしてみようと思い高山氏に連絡。N.Yの増尾ちゃんのスタジオで録音することになり出発。でも内心不安でいっぱいでした。 録音に入る前「全曲歌でやろう」と言われ、非常に困りました。でも自分流に曲を感じてやればいいと思い |
つつ録音に入りましたが色々大変な事ばかりで参りました。まず、英語の発音の事、N.Y生まれの姪に歌ったテープを聞かせ、その後に歌詞を見せて通じるかどうかチェック。日本人的発音で意味がわかるかどうか、色々助けてもらって練習、練習の毎日でした。そして出来上がったときは、やり終えた安堵感と、嬉しさで涙が出ました。歌手の人達の苦労、大変さをつくづく感じました。この様な贅沢な録音をさせていただいて私は幸福者です。少し恥ずかしいものもありますが聴いてみて下さい。
最近はオーディオファンの方と交流する機会が増え、改めて我々のアルバムを隅から隅まで熱く聴いて頂いている事を知り、新しい発見をさせて頂いて居ります。益々オーディオファンの方々の為にもいいアルバムを造っていきたいと思っております。 |